ジェムの映画、新発見!!

はじめまして😊♪♪ジェムです♪このブログでは、私の好きな映画、気になる作品、映画にまつわるあの場所など、毎日お届けしていきます♪♪🤩👐✨✨

本気と本気が組み合わさっての金獅子賞受賞✨『羅生門』-ジェムのお気に入り映画

ハロー♪エブリワン✨ジェムです♪♪

まだまだ続くよ✨黒澤明さん監督作品♪♪

 

羅生門

 

をご紹介いたします〜🌸

(ノ≧∀≦)ノ(ノ≧∀≦)ノ

 

 

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▪️あらすじ

平安時代羅生門の下で雨宿りをする下男(上田吉二郎)相手に、旅法師(千秋実)と杣売り(志村喬)が奇妙な話を語り始める。京の都で悪名高き盗賊多襄丸(三船敏郎)が山中で侍夫婦の妻(京マチ子)を襲い、夫(森雅之)を殺害したという。だが、検非違使による調査が始まると、盗賊と妻の証言はまったく異なっており……。

引用:

羅生門 - 作品 - Yahoo!映画

 

📽🎞📽🎞📽🎞📽🎞📽🎞

 

 

こちらは、日本映画で初めて、

ヴェネツィア国際映画祭、金獅子賞を受賞✨

黒澤監督の名前が世界に知られるきっかけとなった作品です✨

スゴ───(〃'艸'〃)───ィ

 

しかしながら、

みなさん、この有名な作品が、

世界に行くまでのエピソードをご存知でしょうか🌸??

 

元々は、脚本家橋本忍さんが

芥川龍之介さんの短編小説『藪の中』を元に

執筆した台本が巡りめぐって

黒澤さんの手に渡り、最初は難色を示していた大映の永田社長を説得✨

見事映画化にこぎつけたそうです( *´﹀`* )

 

 

 

いかにモノクロの映像で

美しく表現するか

 

大映京都撮影所の広場に作られた

原寸大の『羅生門』は、

間口約33m、奥行約22m、高さ約20mで、

柱には直径1.2mの巨大な木材が12本も使われたそうです‼️‼️‼️

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引用:

人生論的映画評論: 羅生門('50)   黒澤 明

 

これには大映の社長もビックリww

重役の川口さんも、「黒さんには一杯食わされたよ。」とボヤいていたそうです笑笑😂🤣

 

その他のロケは、

検非違使の白州を撮影所内に設営した以外、 

奈良奥山の原生林と、光明寺の森で撮影されました♪♪🌸

 

また、印象的などしゃ降りの雨は

水に墨を混ぜてモノクロで撮った際に

最も映えるように工夫されています♪♪

 

また、レフ板を使わず自然光を取り入れるため鏡を使用したり、

当時はタブーとされていた直接太陽を映す撮影なども使われ、

かなり実験的な作品であったことも伺えます✨

撮影を担当した宮川一夫さんは、

黒澤さんに「100点以上!」と言われたそうです👍☘️✨

 

VFXも、カラーフィルムも使わず、

それでいて美しい映画を作る、というのは

工夫の連続だったんだなと

改めて思います✨✨

 

 

「ないからこそ、最大限努力する」

 

映画通の向山雄治さんも、よく、

仕事の基準としてとても大事なことだと

仰っています🌈✨

 

向山さんは、

NECで開発の仕事をされていたところから、

水面下で立ち上げの準備をし、2年で独立✨

今ではお店を3店舗経営されております♪♪🌸

 

 

お金がない

時間がない

経験がない

 

だからこそ、

今ある自分の最大限を発揮するから

それらが得られると話しています🙌😊☘️✨

 

 

この映画も、

黒澤組の一人一人が持てる力を発揮し

取り組んだ作品だからこそ

一人の人の胸を打つ、

作品に仕上がったんだと

思います🌈✨

 

女優の京マチ子さんは、

この作品に出演を熱望し、

オーディションでは自身の眉毛を

全剃りした姿で主役の真砂を演じ、

その熱意を汲み取った黒澤さんが

役を彼女に、と決めたそうです‼️

 

本気の人同士が組み合わさると

やばいですね(`・ω・´)キリッ✨✨✨

 

 

🌲🌳🌲🌳🌲🌳🌲🌳🌲🌳

 

 

国際映画祭への出品

 

工夫を凝らして製作された映画でしたが

物語の難解さが原因で、

国内での評価はあまり高くはなく、

試写室で初めて作品を見た大映の永田社長は

「こんな映画、訳が分からん」

と怒って、席を立ってしまったほどだったとか😳‼️

 

 

そんな難解な映画を気に入り、

ヴェネツィア国際映画祭への出品を後押ししたのは

なんとイタリア人の女性だったんです!

スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ♪☆✨✨

 

ジュリアーナ・ストラミジョーリさんは、

戦前から日本へ2度留学、

帰国後はジャーナリストとしても活躍され、

1948年、映画を通した文化活動を目的として、

イタルフィルムを立ち上げ✨

イタリア映画作品を日本に輸入します♪♪

その縁もあり、

ヴェネツィア国際映画祭からの依頼を受け、

日本映画の候補作を探していた中、

羅生門』を鑑賞し、大絶賛‼️‼️

制作会社である大映が出品費用を出し渋るので

なんと自費で出品費用を払い、

晴れて、『羅生門』が出品されることになったのです🌈🌈✨

(ノ `・∀・)ノ゙ オオオオォ♪゙

 

 

🇮🇹🇯🇵🇮🇹🇯🇵🇮🇹🇯🇵🇮🇹🇯🇵🇮🇹🇯🇵

 

 

たくさんの人の力、縁が組み合わさって

国際映画祭で賞をとることのできた本作✨

 

物語もさることながら、

作り手の視点からもぜひ観てほしい♪♪

 

おすすめです〜💓

╰(*´︶`*)╯